Comecomin「2011年日本映画ランキングその4」

一本ごとに一言評価するための知恵熱かどうかわかりませんが、
37度2分という微熱を出しております。

この調子で行けば27日にはランキング全部出せそうですね。
では参りましょう。
21位〜30位の発表です。

21位「アブラクサスの祭
22位「WAYA!宇宙一のおせっかい大作戦」
23位「まほろ駅前多田便利軒」
24位「神様のカルテ
25位「津軽百年食堂」
26位「やぎの冒険
27位「こち亀 THE MOVIE〜勝どき橋を封鎖せよ!〜」
28位「劇場版 神聖かまってちゃん〜ロックンロールは鳴り止まないっ!〜」
29位「不惑アダージョ
30位「電人ザボーガー

もうこのへんの作品でDVDになっているようなものはレンタルで観てるくらいの部類ですね〜。

電人ザボーガーは昔のヒーローもののお金かかってない感じや演技のわざとらしさとか、完全に再現してて、そのなかにコメディ要素もちゃんと盛り込まれていて良かったです。ただ、板尾さんのパートになると「頑張るおじさん」ものになって、ちょっと20代の僕にはのりづらかったですかね。
不惑アダージョはノーマークだったんですけれど、修道女という仕事における偏見や、どんな人でもやっぱり一人の人間なんだっていうのを思い知らされたとう感じですね。自転車のシーンとかは、なぜか笑っちゃったりしましたね。
「かまってちゃん」は世の中みんな不条理で進んでいくというのもいろんな視点で描いていて、その象徴を神聖かまってちゃんというバンドに焦点をあてて、上手く表現していたという感じでしょうか。二階堂ふみさんも良かったですねぇ。「ヒミズ」も楽しみです。
こち亀に関しては本当に観る前はハードル下げていたんですけれど、実際観たら、こち亀の人情ものっていうのをうまく作っていて、踊る大捜査線なんかより全然よくできてましたよ!もこみち中川の演技力と、香里奈麗子のどうでもよさがなければ、もう少し評価あげてたかもですね。
やぎの冒険中学生監督の作品でしたが、食育の問題が同じ沖縄でも地域の違いでここまで変わるのかというショックもありつつ、笑った部分はすごい笑ったし、オープニングとエンディングが同じ映像なんだけれど違って見えるというのも技ありですかね。
25位津軽百年食堂」と22位「WAYA!」の2本に関しては、大きな展開はまったくないんですけれど、僕たぶんこういう地域密着型映画に弱いのかなぁ。って感じがしましたね。「津軽」はオリラジの2人が見事にはまり役だったというのもありますし、「WAYA!」もスピードワゴンの2人らしいキャラクターだったというか、しかもちゃんと伏線が効いているというので、どこぞの伏線丸出しの映画に比べたら十分完成度は高いですよ。
神様のカルテは、そりゃあいい映画ですよ。主役の2人のステキな夫婦感も十分ですし、脇を固めるメンバー特に泰造さんはよかったですね。監督の深川さんの作品を今年3本観ているんですけれど、作品の善し悪しに関係なくこの方は作品の持つ色彩感を出すのがうまいなぁと思いました。
まほろ駅前」瑛太松田龍平というローテンションコンビの世界にどっぷり浸ってしまった。なにより言葉のチョイスとか僕はツボにはまるくらい面白くて、フランダース最終回でウルウルする二人とか最高でしたねぇ。くるりの主題歌も凄い作品にあっていましたし。
アブラクサスこれはスネオさんの変人キャラが存分に生かされた映画で、そこにいる鬼嫁ともさかさんの組み合わせが絶妙。不惑アダージョ同様に職業にもっていた偏見というのも感じましたしね。なにより本当に主演の2人が夫婦になったということで。スネオファンの自分にとては最高の映画でしたね。

この辺りは本当に自分の好みの問題が順位に関わっている作品ですかね。人によっては大した映画じゃないかもしれません。