Comecomin「2011年日本映画ランキングその2」

はい。前回はちょうど真ん中を発表したましたが
ここからは徐々にベスト、ワーストの発表に近づけるようなかたちで
発表していこうと思います。

まずは31位〜40位。一気にドン!
31位「映画 けいおん!!」
32位「とある飛空士への追憶
33位「指輪をはめたい」
34位「百合子、ダスヴィダーニャ」
35位「探偵はBARにいる
36位「ロック〜わんこの島〜
37位「アンダルシア〜女神の報復〜」
38位「ナニワサリバンショー〜感度サイコー!!〜」
39位「歓待」
40位「少女たちの羅針盤

では、下から行きますか。
まず少女たちの羅針盤演劇にはげむ女の子たち、僕は一人一人が愛おしくて、4人それぞれがメンバーそれぞに持つ感情とかが、静かにぶつかりあってる感じとかも凄い好きです。ラストが安っぽい探偵ドラマみたいになっちゃったのが残念ですかね。
「歓待」はそういう意味では、ひとりのなんでもない男が土足で乗り込んで、掻き回して最後は権力をとっていくってところが最高に面白かったですね。結局、本来の目的がそれじゃ無駄になっちゃうだろっていう気持ちにもなりますが。
「ナニワサリバンショー」清志郎さんのライブ映像が素晴らしいのは当たり前だし、普段役者なんかやってない人が演技下手なのは問い詰めたくない。正直、笑った部分もありましたしね。ただ、温度差が激しすぎる。
「アンダルシア」アマルフィに比べると全然別物と思える作品に仕上がってましたし、ちょっとドラマ版を観たいなと思えたんで、この位置です。
「わんこの島」は今年たくさん公開された「犬×人間」ものでは1番上ですね。中心はね一人の男の子と犬のおはなしなんですけれど、ちゃんと自然災害における風化の問題の警鐘とか、郷土愛というのが伝わってきましたし、なにより麻生久美子の鬼ママっぷりは嫌いじゃないです。
探偵はBARにいる大泉洋さんの今後の役者人生の軸になる可能性がある作品だと思いましたし、原作読んで改悪された部分とか、原作でも疑問に思った部分が残っていたりしたんですけれど、続編ふくめてね、また観たいなと素直に思いましたし。
「百合子ダスヴィダーニャ」これまでにない男と女による恋人争奪戦という斬新さも面白かったですし、何よりラストシーンの絶頂期と没落期を同時に夢見た後の主人公の顔とそのあとの音楽とかがすごい胸に響きましたね。
「指輪をはめたい」に関しては正直なことを言うと、観た後の印象は凄い悪かったんですよ。「なんだ!この最低男!」と思ったんですけれど、自分なりに整理していくうちに、もう1回しっかり見たいって思えたんですよね。本当に登場する女性全員が愛らしいキャラクターでしたね。
とある飛空士への追憶は声優陣があまり評判よくないみたいなんですけれど、僕は全然わるくないと思いました。サンドウィッチマンの富澤さんに関してはスタッフロールで名前出てきたとき「あっ!そういえば出てたんだっけ!」と思うぐらいでしたもん。もちろん戦闘シーンもスリルあったし、階級社会の悲惨さとか名もなき戦士たちの認められない努力や死とかも描いていてよかったです。
けいおん!!他のどの映画よりも単調すぎるし、何も大きなことは起きない作品ではあるんですが、今どきの女子高生要素+萌え要素みたいなのがちょうどいい感じに混ざっていて、おもしろいというよりは微笑ましくなる映画でしたね。ギャグとかも面白かったですし。ちなみに僕はですね秋山澪が好きです。

え〜と、今日中もしくは日付変わったころには51位〜60位を出そうと思いますのでお楽しみに。