Comecomin「2011年日本映画ランキングその9」

自分から勝手にこんな企画をやりはじめておきながらすっかり忘れておりました。というわけで残るはベスト3とワースト10なのですが、順番通りにワースト10のワースト4までを発表しようと思います。ちょっと、順位発表のテンションを落としているように見えますが気のせいです。

では82位〜88位

・・・82位
洋菓子店コアンドル

ヒロインがとにかくわがままで不快。江口洋介演じる“伝説のパティシエ”もどのへんが伝説なのか伝わってこないし、なにより何年も抱えてたケーキ作りに対するトラウマをあっさりと立ち直りすぎ、全登場人物がまったく応援できない。

・・・83位
「世界のどこにでもある、場所」

舞台の世界観を映画にそのまま持ってきてしまって演技のバランスが非常に悪い作品になってしまっている。舞台だから許されるフィクション的世界が映画になるととても不自然になっている。音楽の使い方も声とあってなくて酷い。

・・・84位
星守る犬

「犬×人間」もの作品ではダントツの最下位。妻や娘に対して無関心な態度をとってきたのだから、捨てられるのも当然であり、しかも道中旅館ではやりたい放題。それが最終的に犬と一緒に死んだってだけで美化されている。玉山鉄二演じる青年も結局犬にしか心を開いておらず成長が一切見られない。

・・・85位
セカンドバージン

ドラマ版を観てなかったので急にベタベタした不倫を魅せられてもポカンとしてしまうし、長谷川博己さん演じる鈴木も知らないふりしたと思ったら、急に喋りだしたり、急に愛想吐かしたような態度とったりとわけわからない。

・・・86位
手塚治虫ブッダ〜赤い砂漠よ美しく〜」

手塚治虫テイストを完全無視したアニメーションと、なによりスッドーダナ王の酷さ(声の方は罪はない、ブッキングの問題)。どうやってシリーズ化していくつもりなのだろう?どこかの宗教勧誘ビデオを見ている気分でした。

・・・87位
はやぶさ

2時間が退屈なくらい長すぎる、でもそのわりにははやぶさが物凄い早く帰ってきたようにみえる7年以上を感じない時間軸のなさ。何より竹内結子演じるヒロインが、自分の研究のために絵描いてるだけなのに、なぜそんなに信頼されているのかが理解不能だし、加えてモデルになった人たちが怒らないのかとも思える理系ヲタクキャラ設定など。不満要素が抜群。

・・・88位
東京オアシス

ビックリするくらい何もない映画。そこらへんの人たちの日常会話をただ単調に繰り返しているだけ。オアシスというより逆に砂漠に放り投げだされた気分になる。平凡な日常を描く映画は嫌いではないが、あまりに何もなさすぎ、結局どうなったの!?みたいな疑問しか残らない。


さて!いよいよ明日(といってもCOUNTDOWN JAPAN帰りになるので日付が変わるかも)には
ベスト3とワースト3同時に発表します!お楽しみに!